「トレーニングも週に3日以上やってるし、プロテインも飲んでいる。なのに、それほど大きな変化がないんだけど、、」っていう質問がありました。
聞いてみると、どうも、プロテインの飲み方が適切ではないようです。
1.トレーニング後にプロテインを飲む。
2.オフの日は朝だけプロテインを飲んでいる。
3.量はメーカーの「飲み方」に書いてある通り、ついてるスプーンで一杯半。
こんな感じでした。これでは目的の身体になるのには、かなり時間がかかってしまいます。本人もプロテインを飲んで、反応しているかどうかわからないと言ってます。
ではどういう飲み方が良いのでしょうか?
体重87.5kg体脂肪率20%の人ということで説明します。
身体をでかくするのに必要なプロテインの量は除脂肪体重1kgあたり、3~3.5gと言われています。(厚生労働省では1.2g)
87.5kg×0.8×3.3g=231g
これだけのタンパク質が必要になります。
だからといって、すべてプロテインパウダーに頼るようなことはしないで下さい。半分くらいは食事から摂るようにしましょう。
ここでは、食事からは126gのタンパク質をとったとして、、 残りは105gですよね。
これを何回かに分けて飲みます。
たとえば、こんな感じ、、
07:00 朝食+プロテイン 21g
10:00 プロテイン 21g
12:00 昼食
15:00 プロテイン 21g
18:00 間食
21:00 プロテイン 21g
22:00 晩飯
24:00 プロテイン 21g
こんな感じですね。(仕事を持っている社会人では、こういう飲み方はできないかと思いますが、理想的なサイクルとしてあげました)
一度にたくさん飲めば良いというわけではないんです。
一度に吸収できるプロテインの量は40~45gと言われています。そして、飲むのに6時間以上空けないこと。
こうすれば、バルクは必ず増えます。
これは理論上の飲み方なんですが、できるだけこれに近づけるように考えてください。
昼間、会社では飲めないよっていう人はプロテインバーのようなもので、量は少なくなるかもしれないけど、切らさないように工夫してください。もちろん、週に3~4回のワークアウトは欠かさないこと。これが条件です。
いろいろなメーカーから、さまざまなプロテインが出ています。
選ぶ基準は「まず、毎日きちんと飲むことができるプロテイン」ということです。自分の好みの味覚のものを選んでください。
成分もホエイ、エッグ、ミルク、大豆、、、いろいろありますが、そう大差はありません。
どのプロテインを飲むのかではなく、どうプロテインを飲むかということが大切なんです。